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選び方

カラコンの種類とカラコン選びで押さえておきたいポイント

瞳の印象をがらっと変えてくれるカラコンはとても魅力的ですが、たくさんの種類のカラコンが販売されているため、どれが良いか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、カラコンを選ぶ時に知っておきたいカラコンの種類や押さえておきたいポイントなどについてまとめました。

ここでご紹介するカラコンについての基礎知識があれば、初めてカラコンを購入するという人も自分に合ったカラコンを選ぶことができるでしょう。

これからカラコンを購入する予定の人は、ぜひ参考にしてみてください。

1.カラコンの種類

カラコンを選ぶ時に、特に重要となるのは以下の7つの要素です。

このように、カラコンの種類はたくさんの要素によって決まるため、それぞれの要素についてしっかり吟味して、自分に合ったものを選ぶ必要があります。

2.カラコン選びの基本となる種類

まずは、先ほどご紹介した7つの要素の中でも基本となる「DIA(レンズ直径)」「着色直径」「BC(ベースカーブ)」「含水率」「度あり・度なし」の5つについて、詳しく見ていきましょう。

DIA(レンズ直径)

DIAはレンズの直径を「mm」で表した数値のことで、レンズを潰さずにドーム状の状態のまま測ります。

DIAが大きいカラコンはレンズで目を覆う範囲が大きく、目の中で動き回りにくいため着色部がズレにくく、また安定した装用感になります。
ただし、レンズが大きいと角膜が呼吸しにくくなるため、目が酸素不足に陥る恐れがあります。

なお、現在流通しているカラコンは、DIAが14.0~15.0mmのものが主流となっています。

着色直径

着色直径とは、レンズの色が付いた部分の直径のことです。
カラコンを付けた時の黒目の大きさは、DIAではなく着色直径によって決まります。

DIAが大きいレンズでも、着色直径が小さければ大きな目にはなりません。

なお、日本人の黒目の平均サイズは、直径11~12mmだと言われています。
もともとの黒目のサイズに近い着色直径のカラコンを付けるとナチュラルな印象になり、着色直径が大きいカラコンを付けると黒目が大きい印象になります。

BC(ベースカーブ)

BC(ベースカーブ)はレンズと眼球が接する部分のカーブの度合いを表す数値で、数値が小さいほどカーブが強く、数値が大きいほどカーブが緩やかになります。

自分の目のカーブに対してレンズのカーブが強いと圧迫感が生じやすくなり、目を傷つける恐れもあります。
反対にレンズのカーブが緩すぎると、装用中にレンズがズレやすくなります。

なお、一般的には自分のBCの数値の±0.2mm以内であれば、装用の許容の範囲内とされています。

含水率

含水率は、カラコンに含まれる水分割合を表した数値です。

含水率が50%以上だと高含水レンズ、50%以下だと低含水レンズに分類されます。

高含水レンズは、レンズが柔らかく、付け心地が良いことが特徴です。
しかし、レンズが乾ききった際に多くの水分を必要とし、目の水分までも吸収してしまうため、目が乾燥しやすいのがデメリットです。

一方、低含水レンズは水分が少なく、付け心地は高含水レンズに及ばないものの、その分目の水分を奪うことがなく乾燥に強いという特徴があります。

また、低含水レンズは非イオン性素材で作られており、プラスイオンを帯びた汚れを引き寄せず、レンズが汚れにくいというメリットもあります。

度あり・度なし

カラコンには、度が入っているものと度が入っていないものがあります。

度ありでは、左右の視力にバラつきがある場合、左右で異なる度数を入れて視力を補正します。

ティアモでは左右の度数が違っても1箱分の購入で済みますが、2箱分購入しなければならない会社もあるので、注意が必要です。

また、種類は少ないものの乱視用のカラコンもあります。
全体として、度ありや乱視用のカラコンは度なしのカラコンに比べて値段が高くなる傾向にあります。

3.カラコン選びで失敗しないための種類

次に、カラコン選びで失敗しないために重要な「カラー」と「1MONTH(ワンマンス)タイプ/2WEEK(ツーウィーク)タイプ/1DAY(ワンデー)タイプ」の2つについて解説していきます。

カラー

カラコンのカラーは非常にバラエティに富んでおり、目の色に近いナチュラルなものから原色に近いもの、コスプレ用のものまであります。

その中でも、日本人の目にも違和感なく馴染むブラウンやグレー、ブラックなどのカラーは根強い人気があります。

また、近年は色素が薄く高発色なものが、ハーフ系の目を演出できることで人気を集めています。

1MONTHタイプ/2WEEKタイプ/1DAYタイプ

1つのカラコンを使用できる期間は種類によって異なり、1ヶ月のもの、2週間のもの、そして1日のものがあります。

1DAYタイプのカラコンは使い捨てが前提であるため、一度外したら再装着することはできません。

1MONTHタイプといった使用できる期間が長いカラコンは、1DAYタイプと比較してコスパが良いのがメリットです。
ただし、カラコンを衛生的に保つために毎日しっかりと手入れをする必要があります。

4.初心者におすすめのカラコンの種類

初めてカラコンを購入する時は、どのような基準で選べばいいのかわからないかもしれません。

そこで、初心者におすすめのカラコンの種類についてご紹介します。

DIAが大きすぎないもの

初心者は、まずDIAが大きすぎないものを選ぶと失敗しないでしょう。

DIAが大きいと装用感は安定するものの、角膜が呼吸しにくくなって目が酸素不足に陥りやすくなる傾向にあります。

そのため、長時間の装用に慣れていない初心者には目の負担が大きいので、DIAは14.0mmやそれより小さいサイズなど負担が少ないものを選ぶことをおすすめします。

低含水レンズ

初心者には使い勝手を考慮して、低含水レンズのものがおすすめです。

高含水レンズは付け心地は低含水レンズに勝り、酸素透過率も高いため、一見目の負担が少ないものに見えます。

しかし、レンズと目が乾きやすく、またイオン性素材で作られているためプラスイオンを帯びた汚れを引き寄せやすく、汚れに弱いデメリットがあります。

その点、低含水レンズは高含水レンズより硬く付け心地は劣るものの、目の水分を吸収しにくく乾燥しづらい他、形状がしっかりして扱いやすいなど、初心者の装用にはうってつけです。

1DAYタイプ

1DAYタイプのカラコンは初心者向けと言われています。

1MONTHタイプなどと比較して割高ではあるものの、使い捨てなので洗浄液を使って衛生面の管理をする必要がありません。

また、気軽に他の色のカラコンに替えられるため、いろいろな種類を試して自分に合うカラコンを見つけたい初心者には特に向いていると言えます。

ナチュラルなデザイン

カラコンは様々なデザインがありますが、初心者はナチュラルなデザインのものから選ぶと良いでしょう。

カラーはもともとの目に近いブラウンやブラック、着色直径は目になじみやすい自然なサイズがおすすめです。

ナチュラルなデザインなら、職場や学校でも違和感なく装用できます。

5.カラコンを楽しむ前に必ず眼科へ

度なしのカラコンを購入する場合であっても、必ず最初に眼科を受診しましょう。

診察を受けずに自己判断でカラコンを選ぶと、BCやDIAが合わないなどで目のトラブルにつながる恐れがあります。

また、定期検診を受けて目に異常が起きていないことを確認することも重要です。
レンズを装着し始めた日から1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後など、眼科医の指示に従って受診するようにしてください。

5.まとめ

カラコンにはたくさんの種類がありますが、大切なのは自分に合ったカラコンを選ぶことです。

眼科を受診したうえで自分に合ったカラコンを選び、使用方法を守って装用するようにしましょう。

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