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いつものように付けたカラコン。なのに「あれ?なんだか見えづらい…」「見え方がいつもと違う」と、視界がぼやけてしまうことはありませんか?
今回は、カラコンを付けたときに、ぼやける原因とその対処法や予防法をご紹介していきます。
    
    クリアレンズ・カラコン関係なくぼやけることがありますが、実はコンタクトレンズよりもカラコンの方がくもりやすいと言われています。
      カラコンの場合、色を出すために透明のコンタクトレンズよりも大きさを確保しなければなりません。
      そのため、どうしても大きく厚みを持つことになり、クリアレンズより目の水分を奪いやすい構造になってしまいます。
    
また、カラコンの着色部分が目の瞳孔部分に重なってしまうのも、視界がぼやける原因と思われます。
      目がぼやけるからと言って「カラコンが目に悪い」という訳ではありません。
      正しいケアと予防法を行えば、快適にカラコンを使用することができます。
    
カラコン着用時にぼやけてしまう原因と対処法をまとめましたので、思い当たる項目が無いかチェックしてみましょう。
見た目には分かりにくいのが、レンズに汚れや傷が付いているケース。
      特に女性のカラコンユーザーに多いのが、メイクの際にファンデーションやアイシャドウがレンズに付いてしまうことです。
      手に付ける頻度が多いハンドクリームが、カラコンに付着してしまうこともあります。
    
      それ以外にも、ほこりや花粉、自分の目から出る分泌液も汚れの原因になります。
      お使いのカラコンに白色の見慣れない汚れが付いている場合は特に注意が必要でしょう。
    
      汚れの対処法は、毎日正しく洗浄することです。
      ざっと洗い流すのではなく、コンタクトレンズ洗浄液でしっかりとこすり洗いを心がけましょう。
    
      カラコンに傷が付いている場合は、目に痛みを感じることもあります。
      ぼやける以外にも目の痛みなど感じたら、期限に関係なく使用を中断し、新しいカラコンでも症状が続く場合は、目が傷ついていることもありますので、眼科の受診をおすすめします。
    
      カラコンに目の水分が奪われてしまうと、涙や酸素が正常に行き届かなくなってしまいます。
      これが、目の乾燥や視界のぼやけに繋がります。
    
この状態が長く続き、さらに悪化してしまうと、「ドライアイ」という目の病気になってしまうことも。
      目の乾燥への対策は、まばたきを小まめにかつ意識的におこない目に水分を送ることです。
      目薬を差すのも良いでしょう。
    
      カラコンが目に合っていないのも視界がぼやける原因になります。
      これは、カラコンだけに限らず、透明のコンタクトレンズを使用している場合にも、ソフト・ハードの種類に限らず当てはまります。
    
      カラコンの度数や眼球のカーブ(BC)が、正しいものになっているかの確認が必要です。
      いくら度数・BCが似ているからと、友達との交換なども止めましょう。
    
      自分に適していない度数やBCのカラコンを使うと、眼球を傷つける、目を圧迫してしまうなど、トラブルの原因になってしまいます。
      目の健康のためにも、度数とBCは適したものを使用しましょう。
    
カラコンとは関係なく、角膜に傷がついたり、炎症を起こしていたりするなど、何らかの目のトラブルがあると、視界がぼやける原因になることもあります。
日本コンタクトレンズ協会が提供している最新の診療ガイドライン(2014年改訂版)によると、少なくとも年間100万人がコンタクトレンズによる目のトラブルを発症しているとしています。
目のトラブルは他人事と思わず、痛みや違和感がある場合は早めに眼科を受診することがおすすめです。
      カラコンを快適に使用するためには、自分で予防することも大切です。
      下記の3つを意識することで、カラコンのぼやけを軽減することが期待できます。
    
      2WEEK(ツーウィーク)や1MONTH(ワンマンス)など長期利用できるタイプは、特に汚れが付着しやすいです。
      清潔に使用するために、カラコンのタイプに合った洗浄液を使いましょう。
      洗う前に手を石鹸でよく洗うのも忘れずに。
    
      そして、意外と盲点なのが、カラコンを収納するケース。
      つい購入時のまま使い続けてしまっていませんか?
      ケースにも汚れや雑菌が付着します。
      定期的な交換を意識しましょう。
    
      年齢や生活環境の変化、ストレスなどでも涙の量は変化していきます。
      目の乾きはドライアイを始め、様々なトラブルに繋がります。
      小まめに目薬を差して目をいたわりましょう。
    
      昔は病院で処方されていた防腐剤の入っていない目薬も、最近では薬局やネットで簡単に手に入るようになりました。
      合う目薬が分からない場合は、薬剤師さんや登録販売者さんに相談してみるのも良いでしょう。
    
      ついつい寝る前に見てしまいがちなスマホ。
      PCやスマホの過度な利用は、目の老化を進めると言われています。
      特に最近では20代や30代など若い世代の方達が目の疲れや見えにくさを感じ、眼科に通っているそうです。
    
      小まめに休憩を入れるなどして、連続で長時間使用しないように気を付けましょう。
      ゲームやチャットなどで時間を忘れてしまう場合は、タイマーで時間管理をする方法もお勧めです。
    
カラコンで視界がぼやけるケースでは、カラコン本体か目のどちらかに何らかのトラブルがあるケースがほとんどです。
カラコンの正しいケア方法はもちろん、ご自身の目も健康に保てるように心がけましょう。