選び方
「イエベ(イエローベース)だけど、どんなカラコンを選べばいいのかわからない…」「せっかく新しいカラコンを買うなら、肌や瞳にしっくりくるものにしたい!」という方必見。
本コラムでは、イエベ春・イエベ秋それぞれに合うカラコン選びのコツや、2025年最新のトレンドをふまえた人気カラコンの魅力・使い心地を詳しく解説していきます。さらに、メイクやファッションとあわせてイエベが得意とする色のポイントもまとめたので、トータルコーディネートのヒントにどうぞ!
「イエベ」は“イエローベース(Yellow Base)”の略称で、肌のアンダートーンが黄み寄りになっている人のことを指します。赤みというよりは黄みの要素が強い肌質・瞳・髪色を持つことが多く、逆にピンクみの強い“ブルーベース(Blue Base)”との対義語として扱われることも多いですね。
肌が黄み寄りとはいえ、明るさや色味の強弱によって印象は様々。大きく「春タイプ」と「秋タイプ」の2つに分かれるので、まずはそちらを把握しておきましょう。さらに、コンタクトレンズを“たまに使いたい派”にも、おすすめのタイプです。
【イエベ春】
・肌色が明るく、やや黄みを帯びてツヤ感や透明感を持っている。
・瞳はややライトブラウン~中間的ブラウンが多く、白目とのコントラストがはっきりしていることも。
・全体的にフレッシュで可愛らしい印象。オレンジやコーラルピンクなどの元気な暖色系が似合う。
・派手すぎない淡いパステル調も得意とする一方、青みが強い色や暗すぎる色は苦手傾向。
【イエベ秋】
・肌はマット寄りの黄み肌で、日焼けしやすいという方も。深みのあるトーンが似合いやすい。
・瞳はダークブラウン系が多く、白目と黒目のコントラストがそこまで強くない。
・シックで落ち着いた雰囲気を漂わせる。ブラウン・カーキ・ベージュなどアースカラー全般が似合う。
・明るいビビッドカラーや青みがかった寒色系を使うと、肌の黄みと合わずに浮いてしまうことが多い。
「ファンデーションやリップ、チークなどはパーソナルカラーに合わせて選ぶけれど、カラコンも影響あるの?」と思う方もいるかもしれません。
カラコンは瞳の印象を大きく左右するため、パーソナルカラーと合っていない色を使うと、せっかくのメイクやファッションの魅力が半減してしまうこともあります。
・顔全体の印象を左右する“瞳の色” 瞳の色は、意外と第一印象に大きく関わります。瞳のカラーが肌と調和していないと、顔色がくすんで見えたり、何となく不健康な印象を与えたりする原因にもなりがちです。
・コーディネート全体の統一感 イエベさんが得意とする暖かみのある色と、青みやくすみカラーの強いカラコンを合わせてしまうと、メイクやファッションのトーンがちぐはぐになる可能性があります。自分のアンダートーンを理解した上で選ぶと、コーディネート全体に統一感が出て魅力がアップします。
・自分らしさを引き出す効果 カラコンの目的は、ただ瞳の色を変えるだけでなく、瞳に立体感を与えたり、ツヤやきらめきを演出したりといった“雰囲気づくり”にもあります。自分のパーソナルカラーに合うカラコンを選ぶことで、より“似合う自分”を実現できるのが大きな魅力といえるでしょう。
ここでは、イエベ春とイエベ秋が比較的似合いやすい“汎用的な色”と、苦手になりやすい色の傾向をまとめています。ただし、あくまで一般的な例であり、個人差も大きいため「実際に使ってみたら似合った/似合わなかった」というケースもあります。あくまでカラー選びの目安としてご活用ください。
・明るめのブラウン系
例:ライトブラウン、ピンクブラウン、オレンジブラウンなど
肌の透明感を引き立てながら、瞳をぱっと明るく見せてくれる。
・コーラルやピンク系の淡いカラー
例:コーラルベージュ、ピンクベージュなど
可愛らしさやフレッシュさをアップ。肌の黄みと喧嘩しにくい。
・オレンジ系のニュアンスカラー
例:柔らかなオレンジベージュなど
元気でヘルシーな印象に。発色が強すぎず、ブラウン寄りなら肌馴染みが良い。
・青みが強いカラー
例:青みピンク、青みパープル、強いグレーなど
肌の黄みと反対方向の色味になると、顔がくすんだり浮いたりしやすい。
・暗すぎるダークカラー全般
例:黒っぽいダークブラウン、濃いグレー
軽やかさが持ち味のイエベ春には重たく見えやすい。
・深みのあるブラウン系
例:ダークブラウン、チョコブラウン、赤みブラウンなど
肌の黄みと調和しやすく、大人っぽい落ち着いた雰囲気を強調。
・ベージュ系カラー
例:ほんのり黄みを帯びたベージュブラウン、ライトベージュなど
肌に優しく溶け込み、瞳の印象を柔らかく引き立てる。深すぎないものなら明るさも演出しやすい。
・ほんの少し赤みのあるカラー
例:ピンクブラウン、ローズブラウンなど
いわゆる“青み”ではなく“赤み”成分が少し入ったブラウンだと肌の血色感とマッチし、シックさを損ねずおしゃれなムードを加えられる。
・青みが強い色合い
例:ブルーパープル系、薄いブルーグレーなど
黄み肌の温かさを打ち消して、くすんだ印象に。
・極端にビビッドまたはパステルすぎるカラー
例:鮮烈なショッキングピンク、蛍光系ピンク、白っぽい淡いパステル
落ち着いたイメージを好むイエベ秋だと、違和感が出やすい。
パーソナルカラーとしてイエベに分類される方が、カラコンを選ぶときに意識したいポイントを5つ挙げます。
1.暖色系・黄みブラウンをベースに
ブラウンやベージュなど黄みを含んだ暖色系が基本的にはイエベさんにフィットしやすいです。オレンジやピンクがブレンドされた“ニュアンスブラウン”なども◎。
2.暗すぎる色や青み強めのカラーは注意
グレーやブルーなど寒色が強いものや、極端にダークな発色のものはくすみを誘発しがち。どうしても使いたい場合は、黄みの成分が入ったグレージュなどにすると比較的浮きにくいでしょう。
3.フチのデザイン・サイズ感を要チェック
フチあり:瞳をくっきり大きく見せやすい。盛り感重視の場合におすすめ。
フチなし・薄めフチ:瞳に自然になじんでバレにくい。シックなメイクや大人っぽい雰囲気とも相性が良い。
着色直径:大きすぎると不自然になる場合があるので、初めての方は13.0~13.5mm前後を目安にすると失敗しにくい。
4.メイク・ファッションとのバランスを考える
カラコンだけ浮いてしまうと、メイク全体がちぐはぐに見えることも。イエベさんが得意とするコーラルやオレンジ、ブラウン系のアイシャドウやチーク、リップを合わせると統一感がアップします。
5.季節感やトレンドを取り入れる
ファッションに合わせて季節や流行を意識してみるのもおすすめ。“水光レンズ”や“うるツヤ感”に注目が集まっているので、ツヤっぽい質感を楽しむのもアリ。淡いトーンに微細ラメや薄いグラデーションを持つレンズなども人気です。
では、イエベの方にオススメのカラコンを4つご紹介していきます!
じゅわっとした発色で、瞳を自然にトーンアップ!
とってもナチュラルに盛れるので、学校や職場でも使うことができます。
ブラウン系が似合うイエベさんは、持っておいての損のない1枚です!
使いやすそうなダークブラウン!
全体的に細かいドットが印象的♪
クリアレンズ装着
フチの馴染み具合が最高!
中央のイエローが発色良くてベタ塗り感ゼロ♪
透け感は全く気にならないです!
クリアレンズ装着
引きで見ても超自然★
学校やお仕事にも使えそう!
ブラウンのようなオリーブで絶妙な発色と
15.0mmのサイズ感でしっかり盛りつつ、大人っぽさを演出!
少し特徴的なカラーですが、イエベの肌色にしっかりと馴染むので
シーンや年齢問わずお使いいただけます!
おしゃデカ目色素薄盛れオリーブ
これは盛れそうな気がする…!
クリアレンズ装着
細めの茶フチで個性も出しつつ
しっかりデカ目盛りもできる♪
クリアレンズ装着
しっかり目力UPできてます!
オリーブの色味もいい感じに発色しています☆
ふんわりとしたブラウン系のピンクが、大人な甘さを引き出します。
瞳に透明感と奥行きが生まれ、ナチュラルに瞳を盛ることができます!
主張しすぎない印象の発色!
ランダムなフチで自然に盛れそう♪
クリアレンズ装着
透け感のある柔らかい発色で
大人っぽいのにちゃんとかわいい♪
透け感は気にならない印象!
クリアレンズ装着
派手すぎないピンクブラウンに!
どんな年代でも使えそう♪
絶妙なグラデーションが奥行きを出し、自然で儚げな印象を与えます。
程よいアクセントなので、デイリーユースにもピッタリです!
今流行りの橋○環奈ちゃん系!
着色直径大きめで盛れそう♪
クリアレンズ装着
馴染み方も綺麗で自然♪
クリアレンズ装着
奥行きが出てて今っぽい!!!
色素薄めの瞳がこんな自然に叶うとは…!
カラコンをおしゃれに楽しむには、瞳の健康を守るための正しい装用ルールが欠かせません。
・処方箋を取得し、度数やBC(ベースカーブ)が合ったものを選ぶ
カラコンも高度管理医療機器なので、自己判断だけで選ばず、眼科での検査を受けるのが望ましい。
・使用期間・装用時間を厳守
1DAY(ワンデー)/2WEEK(ツーウィーク)/1MONTH(ワンマンス)などレンズによって使用サイクルが異なる。記載以上の日数は使わないこと。
長時間の装用(10時間以上など)は目に大きな負担がかかるため避ける。
・手指やレンズケースを清潔に保つ
装着前にはハンドソープでしっかり手を洗う。
1MONTHや2WEEKの場合、毎回適切なケア用品で洗浄・保存を徹底。ケースも定期的に交換する。
・痛み・充血・かゆみがある場合はすぐ使用を中止
何らかの異常を感じたら、カラコンを外してしばらく様子を見る。それでも治まらないなら眼科へ。
・定期的に眼科検診を受ける
視力の変化や角膜の状態をチェックするため、3ヵ月に1回程度は眼科を受診すると安心。
イエベ春・イエベ秋それぞれの特徴や、似合いやすいカラーの傾向、カラコン選びのコツなどを一挙にご紹介してきました。まとめると、イエベさんの瞳にはブラウンやベージュ、ピンク寄りの暖色系が基本的にハマりやすいといえます。
イエベ春:ライトブラウンやコーラル、オレンジ寄りの淡い色合いで透明感をアピール
イエベ秋:深みのあるブラウンやベージュ系でシックな魅力をアップ
とはいえ、実際の相性は個人差も大きいもの。今回のコラムで紹介した「色選びのポイント」や「装用例」を参考に、気になるカラコンを試してみてください。瞳の色を少し変えるだけで、メイクの雰囲気やファッションとのバランスがガラリと変わるものです。
最新トレンドとしては、「うるツヤ感」「程よい抜け感」「薄いカラーの多層ブレンドデザイン」が注目されているので、興味のある方はぜひ取り入れてみてください。
最後に大切なのは、目の健康を最優先すること。カラコンは正しい方法で使用すれば、瞳の印象を手軽にアップデートできる優れものです。処方箋や定期的な検診、衛生管理をきちんと行いながら、イエベさんならではのあたたかみのある魅力をカラコンで思いっきり楽しんでみてくださいね!