選び方
SNSやネットで調べていると「カラコンは危険」といった情報を目にすることもありますよね。
そこで今回は、安全にカラコンを楽しむためのチェックポイントを紹介していきます。目の健康を守るためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
SNSやネットで調べていると「カラコンは危険」といった情報を目にすることもありますよね。
カラコンを安全に楽しむためには、正しい知識を得ること、ルールを守って使用することが大切です。
日本のコンタクトレンズ販売規制は、他の国と比べて緩やか。
インターネット販売の規制もなく、購入時に処方箋の提出が必要ない、眼科の受診を推奨されないといったケースも珍しくありません。
そのため、意図せず間違った方法で装用したり、質の悪いカラコンを購入したりしてしまうことも考えられます。
目の健康を維持するためには、自分自身がカラコンの知識と使い方をしっかり学び、ルールを守って楽しむことが必要です。
そこで次の章からカラコン購入前・購入時・使用時の3つのシーンに分けて、安全に楽しむためのチェックポイントを紹介していきます。
カラコンを買う前に、必ず眼科を受診しましょう。
目の状態や見え方などを確認し、カラコンをつけても良いか、合う度数はどれくらいかをチェックしてもらえます。
目に合っていないレンズをつけていると、眼精疲労や目の病気、視力低下などにつながることもあります。
試着して瞳にフィットしているか確認できる眼科だとより安心です。
安全に目元のおしゃれを楽しめるように、必ず眼科を受診してからカラコンを購入しましょう。
カラコンを購入するときにも、チェックすべきポイントが4つあります。
日本の安全基準をクリアしたカラコンには、パッケージに「高度管理医療機器承認番号」が記載されています。
海外の通販サイトなどでは、記載のないカラコンが販売されることもあるようです。
そういったカラコンを使用していると、目に傷がついて痛みや充血を引き起こす恐れがあります。
まずは高度管理医療機器として承認されているかチェックしましょう。
酸素透過率(Dk/L値)も合わせて確認したいポイントです。
レンズがどの程度酸素を通すかを表したもので、数値が大きいほど酸素透過性がいいと言われます。
角膜が酸素不足になると、代謝がおちて傷がつきやすくなります。
感染症につながる恐れもあるため、できるだけ酸素透過率の高いカラコンの装用が望ましいです。
一般的に、ハイドロゲル素材よりシリコンハイドロゲル素材のレンズが酸素をよく通します。
数値と合わせて素材もチェックするといいかもしれません。
カラコンの着色方法にはいくつかありますが、「サンドイッチ構造」が特に安全性が高いといわれています。
透明のレンズで着色剤をはさみ込む構造のことで、色素が直接目に触れず色落ちの心配もありません。
現在日本で販売されているカラコンの多くはサンドイッチ構造ですが、海外のカラコンを使用したい方は要注意です。
また、サンドイッチ構造のカラコンは厚みが出て目が乾きやすい場合があります。
合わせて酸素透過性もチェックするといいでしょう。
カラコン販売店の信頼性も大切なチェックポイントです。
信頼できる店舗・通販サイトかを判断するためには、以下の点を確認してみてください。
安全なカラコンを購入しても、使い方が間違っていては目を傷つけてしまうかもしれません。
使用時のチェックポイントも、しっかり押さえておきましょう。
角膜が酸素不足になるので、カラコンをつけたまま寝るのは絶対にいけません。
目が乾燥して傷つきやすくなったり、角膜内皮細胞が減少したりする恐れがあります。
最悪の場合は失明する可能性もあるので、仮眠であっても必ずカラコンを外す習慣をつけましょう。
カラコンの貸し借りも絶対にNG。
友達が目の感染症にかかっていると、カラコンを介してその菌が自分に移るリスクが高くなります。
また、未使用のカラコンであっても度数やベースカーブ(BC)、レンズの素材が自分の目に合うとは限りません。
使用・未使用は問わず、友達との貸し借りはしないでくださいね。
1DAY(ワンデー)、2WEEK(ツーウィーク)、1MONTH(ワンマンス)など、カラコンには装用期間が決まっています。
決められた期間を超えるとレンズが劣化し、傷がついて目のトラブルを引き起こす原因になります。
2WEEKや1MONTHなどの定期交換タイプのカラコンは、使用頻度が少なくても期限がきたら新しいものに替えてください。
定期交換タイプのカラコンは、毎日お手入れが必要です。
正しくレンズケアをしていないと、細菌や微生物がどんどん増殖して、カラコンは汚染されていきます。
目の健康を守るために、カラコンもレンズケースも毎日欠かさずお手入れをしましょう。
目に異常を感じたらすぐに眼科を受診することも大切です。
違和感を放置して症状が悪化し、視力低下や失明など取返しがつかなくなってしまうケースもあります。
痛み、充血、ゴロゴロ感、ぼやけなどを感じたら、すぐにカラコンを外して眼科にいきましょう。
安全なカラコンを使用するためには、まずは眼科を受診すること。
カラコンをつけても問題ないことがわかれば、以下の4点を押さえた安全性の高いカラコンを購入しましょう。
また使用時には、装用期限を守り、毎日のレンズケアを続けることが大切です。
カラコンをつけたままの睡眠や友達との貸し借りは目のトラブルにつながる恐れがあるので、避けた方がいいでしょう。
しっかりルールを守って、カラコンを楽しんでくださいね。