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カラコンの表と裏を間違えると目の不快感だけでなくトラブルにつながる可能性もあります。
事前にカラコンの裏表を見分ける方法や間違って装着してしまった際の対処法を知っていれば安心でしょう。
そこで今回は、カラコンの裏表を見分ける4つの方法、裏表を間違えた場合に起こる症状や対処法を紹介します。
正しい使い方を知って、気持ちよくカラコンを楽しみましょう。
カラコンには裏表の見分け方がいくつかあります。
主なものをご紹介するので、自分のカラコンに合ったものを探しましょう。
1つ目の見分け方は、レンズを指にのせてカーブを見る方法です。
レンズを横から見て、フチが自然な曲線のお椀型になっていれば表、外側に反っていたら裏返しになっています。
一部のカラコンにはひとめでわかる裏表の判別マークが付いています。
製品によって違いますが、英文字やイラストなどがレンズの端に小さく記載されているケースが多いようです。
カラコンの着色面やデザインの濃淡で判断する方法もあります。
カラコンは一般的に、表側が濃く、裏側が薄いことが多いです。
指にのせて色合いを確認してみましょう。
レンズをそっとつまんで、内側に丸くなったら表、レンズの端が外側に反るのなら裏です。
つまんで判断する場合は、手を清潔にして強くつまみすぎないように注意しましょう。
カラコンの裏表を間違えると、以下のような症状が現れることがあります。
カラコンの裏表を間違えて装着していると、目にゴロゴロした異物感があると感じることがあります。
これは、カラコンが瞳にしっかりとフィットせず、目の表面に異物が入り込んだような感覚が生じるためです。
裏表逆に装着されていると、まばたきするたびにカラコンがズレてしまうことがあります。
これは、目の表面とレンズのカーブが合わず、レンズが浮きやすくなるからです。
カラコンを裏表間違えたまま長くつけてしまうと、痛みや目がしみる感じがするようになることも。
これは、ズレやすさから起こる摩擦で目が傷ついたり、刺激を受けたりするのが原因です。
この症状がある場合には、すぐにカラコンを外し、目を休めるようにしましょう。
カラコンを裏表逆に装着していると、目の充血やドライアイが起こりやすくなります。
カラコンが瞳にフィットせず隙間が生まれるため、乾燥しやすく、充血や炎症につながります。
症状がある場合は治まるまでカラコンの使用を中断するようにしましょう。
カラコンの裏表を間違えてつけた場合は、以下の手順で付け直しましょう。
なお、1DAY(ワンデー)カラコンの場合は、一度外すと再装着できませんので「新しいものと交換」が必要です。
指を清潔にして、無理せず優しく外してください。
外した際にレンズが乾燥したり、ゴミが付着したりするので、必ず専用の洗浄液で洗浄しましょう。
裏表はもちろん、外したときや洗浄の際にレンズが破損することもあるので、よく確認してからつけましょう。
痛みや異物感がある場合は、目やカラコンに問題があるかもしれません。
そのカラコンは破棄して目の状態が落ち着いてから新しいものを付けましょう。
違和感が続く場合は眼科を受診するのも重要です。
カラコンを着用する際には、左右の間違いにも注意が必要です。
度数が違うカラコンを付けていると、見え方に違和感があるだけでなく、視力の低下や目の疲れ、頭痛や肩こりに発展することもあります。
使い捨ての1DAY(ワンデー)は、毎回パッケージを見るのでさほど心配いりませんが、2WEEK(ツーウィーク)や1MONTH(ワンマンス)タイプは保管の際に左右を間違えてしまうと、長いこと入れ替わったまま使うことになりかねません。
左右が分かりやすいレンズケースを使用したり、目立つ印をつけるなど、レンズを外した状態でも間違いにくい工夫をしましょう。
カラコンの裏表はいくつか見分け方があり、自分に合う方法を知っておくと便利です。
レンズのフチ形状、判別マーク、着色の濃さなどの違いを覚えておきましょう。
目に異物感やズレ、痛み、乾きを感じる場合はカラコンが裏表になっているかも知れません。
一度外して症状が落ち着いたら着けるようにします。
その際は、衛生面やカラコンの破損にも注意することが重要です。
カラコンは左右も間違えやすく、長く間違えるとトラブルになることもあるので、保管方法に工夫して日々気を付けましょう。